”クリード 炎の宿敵” 守るべきものがある vs 失うものがない
ロッキーの親友アポロの隠し子である、アドニス・クリードの伝説の始まりを描いた前作。
今作は父の仇であるイワン・ドラゴの息子、ヴィクターと対決するという、ムネアツな物語となっています。
でも、それだけじゃない。
今作では挫折を味わいながらも、一人の男(夫、父)として、アドニスはさらに成長します。
これはロッキー2、3で描かれたドラマに通じるところが。
また、ロッキーに敗れてから全てを失ったドラゴ親子の執念、母や人々の愛を求める姿にも心を揺さぶられます。
そして圧巻の試合シーン!
観たあとも興奮がおさまらず、なかなか眠れませんでした 笑
シリーズものは駄作になりがちですが、今作でも
家族の愛や確執、挫折と成長、勝利への執念
などが新たに丁寧に描かれていて、素晴らしい作品となっていました。